「木を見て森を見ず」という言葉があるように、人は目の前の情報にとらわれがちです。それだけに、視野を広げてモノゴトの全体像をつかむ瞬間は、何とも気持ちが良いもの。
俯瞰視点を持ってモノゴトの全体像を伝えることで、この気持ちよさ、言い換えれば「わかった!」体験を演出します。
世界を解き明かし、未来を切り拓く
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、人は目の前の情報にとらわれがちです。それだけに、視野を広げてモノゴトの全体像をつかむ瞬間は、何とも気持ちが良いもの。
俯瞰視点を持ってモノゴトの全体像を伝えることで、この気持ちよさ、言い換えれば「わかった!」体験を演出します。
人は、モノゴトの筋道がつながったとき「わかった!」と感じます。展開の明確なストーリーに仕立てて情報を伝えると、読者はぐっと理解しやすくなります。
ドラマチックな物語を仕立てる必要はありません。はっきりした起承転結で、情報のつながりを表現できればよいのです。
「話があちこちに飛ぶ」人がいます。話のテーマが次々に変わると、焦点が定まらず、聞く人は「結局何が言いたいのか…」とわからなくなってしまいます。
これは情報のレイヤー(階層)が整理されていないために起こります。新商品の発表であれば、「機能」「開発の背景」「使用するメリット」「実現すること」などレイヤーを明確に区別します。
ひとつずつ納得してもらえるよう、順を追って伝える必要があるのです。
「わかりやすさ」とは、情報を取得し、処理して、理解するまでの時間だとお伝えしました(「『わかりやすい』ってなんだ?」。
ならば、コンテンツはできるだけコンパクトにまとめ、情報取得にかかる時間を短縮しなければなりません。
また、人が一度に処理できる情報量には、限りがあります。伝えるべき情報がたくさんあるとき、全てを一気に伝えようとすると、コンテンツが複雑になります。
情報を少しずつまとめ、コンパクトなストーリーを重ねていくのが得策です。
わかりづらいWebサイトやビジネス文書の多くは、文章をリライトするだけで、大きく改善されます。
内容の重複や持って回った言い回し、不自然な係り受けなどが、文章を難解にし、読者にムダなストレスを与えている可能性があります。
「わかりやすい」コンテンツに、巧みな文章術は不要です。しかし、読者の意欲を削がないシンプルで簡潔な文章が求められます。
「わかりやすさ」とは、情報の取得から理解までにかかる時間(「『わかりやすい』ってなんだ」)。わかりづらいコンテンツは、読んだり理解するのに時間がかかります。
では、読者に時間を使わせるとどうなるのか?
端的に言えば、読むことをやめます。Webサイトや資料を目では追っていても、心は理解することをあきらめます。
広告費や労力を使って、たくさんの人にコンテンツを届けても、読んでもらえなければ、何もはじまりません。商品の売上増や企業ブランディングといった目的への貢献もできないばかりか、足を引っ張る可能性すらあります。
反対に、わかりづらさのボトルネックさえ解消すれば、情報が一気に多くの人に伝わります。売上にしろブランディングにしろ、コンテンツで成果をあげるなら「わかりやすい」は最低限の条件なのです。
そもそも、「わかりやすさ」とはなにか?
人は文章を読んだり図を見て情報を取得し、自分で処理したうえで、理解します。わかりやすさとは、情報取得→処理→理解の「時間」です。一連の時間が短いほど「わかりやすい」と感じます。
読みづらい/見づらいなど情報の取得そのものがスムーズにできなかったり、難解な文章を考える、追加の情報を調べるなど、理解するために労力と時間を使うことがあります。この無用な時間こそ、「わかりづらい」の正体です。